包丁やガラス片で深く手を切ってしまい、なかなか血が止まらなくて困ったなんて経験はありませんか?
絆創膏では追いつかないくらいの出血だけど、病院に行ったり救急車を呼ぶほどでもない、そんな時には生卵を使うと良いですよ。
卵の殻の内側に薄い皮膜がありますよね。
たまに茹で卵をむく時に剥がれなくてイライラすることのあるあの膜です。
使うのはその「卵殻膜」で、
生卵から剥がした卵殻膜を、流水でよくすすいで雑菌を落とした傷口に張り付けるだけで、絆創膏よりも早く止血できますし、傷跡も残りにくくなります。
卵殻膜の主成分はタンパク質ですが、
コラーゲン・グルコサミン・ヒアルロン酸といった美肌成分や、
18種類ものアミノ酸が含まれているため、
傷口に張り付けておくと細胞の修復機能が強化され、傷の治りが早くなるんですよ。
卵殻膜は2層のメッシュ構造になっているため、
雑菌の侵入を防ぐ作用もありますし、貼って少し経つと乾燥して縮むので、傷口がしっかりとくっつき、傷跡も残りにくなります。
しかも勝手に張り付いていてくれるので、テープなどで止める必要もないので便利ですよ。
最近ではコスメにも使われるようになったので、美容成分として認識されているかも知れませんが、
病院に行く程ではないけど放っておくのはちょっと心配というレベルの怪我には、生卵から剥がした卵殻膜がオススメです。
ちなみに火傷やアカギレにも有効です。
卵殻膜には傷の治りを2~3倍早める効果があると言われていますので、
傷口を早くキレイに治したい時、
手荒れが気になる時に、
卵料理のついでに、卵殻膜を試してみてはいかがでしょうか。