ソーシャルレンディングは高利回りの投資商品のためリスクは必ず付いて回ります。
危ないと言われている理由は、現在多数あるソーシャルレンディング企業(以下ファンド)の中でも、ファンド自体の倒産や融資先の破産による元本割れや分配金の遅延等が過去に数社で起こっていた為です。
1番のリスクはファンド自体の倒産
お金を投資しているファンド自体が倒産した場合は、全ての投資金額はほぼ100%戻ってきません。
ほぼというのは、過去、実際にとあるファンドが破産した場合に投資家に戻ってきた金額はわずか3%だけです。
ですので、現在に至るまでの運用実績や配当遅延の有無、元本割れが無かったかファンドを選択する際にはとても重要でリスク回避につながります。
2番目のリスクは元本割れや配当遅延
ファンドが融資した企業の業績が悪化すれば配当の遅延が起き、また破産すれば元本は1円も戻ってきません。
いわゆる貸し倒れです。
ただ、貸し倒れを防ぐためにファンドは貸付前に融資先の審査を厳密に行います。
仮に、ファンドの審査がずさんであれば、元本割れはもちろん分配金や償還遅延が当然起こってきます。
つまり、元本割れ等が過去に1度でも起こっていればそのファンドは敬遠した方がリスク回避につながると言えます。
さらに、融資先に担保を取っているかの確認が必要です。担保を取っていても価値が低下する可能性がありますが、無いよりは良いです。
3番目のリスクは為替変動リスク
投資先が海外の場合は為替変動リスクが付いてきます。
1ドル110円で投資を10万円分行い、1年後の償還日に1ドルが100円になっていた場合
- 投資前は10万÷110=909ドル分投資
- 償還日は909ドル×100=90,900円
利回りは無視しますが、償還日にドルを円に換えた時点で9,100円の損失が出ます。
この損失が為替変動リスクです。反対に110円以上の円安に向かっていれば為替差益が出ることになります。
ただ、為替変動リスクの場合は海外通貨での投資はせずに、円通貨のみで投資すればリスクは回避できるのでそこまで気にする必要はありません。
ソーシャルレンディングも投資である以上リスクは常につきものです。
リスクを少しでも減らしつつ、より安全性の高い投資を行っていきましょう。
ソーシャルレンディングで投資するなら体験者の口コミや評価を細かく見ていく事が重要です。
興味のある方は、ぜひ一度クラウドバンクをやってみた体験談や口コミをチェックしてみて下さい。
(ソーシャルレンディングであるクラウドバンクの運用実績を公開中で、メリットデメリットも解説されています。)